燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)
アメリカの精神分析学者H・フルーデンバーガーが命名したもので、燃え尽きとは自分が最善と信じて打ちこんできた仕事、生き方、対人関係のもち方が、まったく期待はずれに終わったことによってもたらされる疲弊のありさまと定義されています。
仕事にエネルギーを使いはたしたためにおこります。頑固なまでに一途で、周囲の思惑を無視して突っ走る傾向がある人は、要注意です。
症状として、心身の極度の疲労と感情の枯渇、自己嫌悪、仕事嫌悪、思いやりの喪失などが現われます。
エネルギッシュで理想の高い、猛烈社員型のビジネスマンやキャリア・ウーマン、受験生などに、この症候群がみられます。
また、燃え尽き症候群は、対人関係で要領の悪い人、世渡りが下手な人に多いという指摘もあります。
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燃え尽き症候群の治療
燃え尽き症候群の予防は、なんといっても十分な休養を取ることが大切です。会社の環境が燃え尽き症候群などの病気に理解を示してくれるところならば、長期の休養をとって、仕事を忘れて気分転換するのが一番です。
家族との時間、趣味や友達との会話など、とにかく仕事のことを考えないような環境を作るのが大切です。また、長期休暇などとれないという人は、職場で仕事の悩みを相談できる上司や同僚がいれば相談しましょう。
このように、くつろげる環境を整えるとともに、自分の考え方を振り返って少しずつ変えていくこともしましょう。
燃え尽き症候群の予防
また、燃え尽き症候群になりやすいのは、仕事を完璧にこなさなければ気がすまない、というような人です。
ですから、全てを完璧に仕上げる!という考えはやめて、多少の妥協ならOK!位の気持ちで、自分が達成してきたこと、出来ることに焦点を当て自分を肯定的に評価するといったことから、ストレスをうまく対処できるようにしていきましょう。
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