多発性硬化症の原因や症状、治療

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多発性硬化症の症状

原因のわからない特発性脱胎疾患の代表が多発性硬化症です。多発性硬化症でもっとも多く現われるのは視力の低下、報視(物が一重に見える)、眼球が震える、眼痛などの目の症状です。

 

ついで知覚障害(手足のしびれ)、運動失調(手足の動きがぎこちない)、運動まひ手足に力が入らない)、直腸膀胱障害(大小便の排泄困難や失禁)、めまい、構音障害(しゃべりにくい)、嚥下障害(飲み込みにくい)などがおこります。 

 

これらの多発性硬化症の症状が強く現われる増悪期と、症状の和らぐ緩解明をくり返しますが、症状のすべてがでそろうわけではなく、緩解期には、一部の症状は消失または軽減し、ある症状は後遺症として残るというように複雑な経過をたとります。 

 

多発性硬化症で増悪明と鎔解明とをくり返すうちにいろいろな症状が後遺症として残り、生活機能が失われ、知能が低下することもあります。 

 

多発作硬化症のうちで両目の視力障害歩行障害、下半身の知覚障害と大小便の失禁(横断性脊髄炎)が数週間以内に相ついでおこるものを視神経脊髄炎(デビック病)といいます

 

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多発性硬化症の検査と診断

多発性硬化症の診断には眼窩の検査、、CT、MRI、血液検査などが必要です。

多発性硬化症の治療

多発性硬化症の増悪期には入院しての安静が必要です。そのうえで副腎皮質ホルモン剤やACTH(副腎皮質刺激ホルモン)などを使用します。

 

緩解期には運動障害を改善させるためにリハビリテーションがたいせつです。 多発性硬化症は妊娠・分娩、かぜなどの感染症、喫煙、直射日光、心労などがきっかけとなって症状が悪化しますから、これらのことを避けることが必要です。

 

多発性硬化症は厚生省の特定疾患(難病)に指定されており、医療費の自己負担分は公費で支払われます。

 

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