脳梗塞の後遺症
脳梗塞は、血の塊によって脳動脈の血液の流れが止まり、そこから先の脳細胞の働きが損なわれる病気です。
脳梗塞が疑われる発作が起きた場合には、一刻もはたく治療を行うことが重要で、特に発作が起きてから数時間以内の適切な治療がその後の経過や後遺症を大きく左右します。
脳梗塞は,すべての神経や機能を司っている脳の細胞がやられてしまう病気ですので,その後遺症も色々です。
梗塞状態が重症ならば,最悪の場合は死を招く場合もありますが,血栓によって血液の流れが止まってしまった個所によって,引き起こされる後遺症は違ってきます。
つまり脳細胞のどの部分が死んでしまったかによって後遺症が違ってくる訳です。多くの場合は次に示すようなような後遺障害を引き起こします。
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脳梗塞の後遺症〜代表的なもの
・運動障害
たとえば,脳の運動機能に関係する部分が壊死してしまえば,マヒが残ることが予想されます。この場合からだの片方だけが麻痺する片麻痺と呼ばれる後遺症があります。
・視覚障害
脳の視覚中枢の細胞が影響を受けた場合,視野障害(失明,視力低下など)の後遺症が引き起こされます。
・記憶障害
脳の知的中枢の細胞が死んでしまった場合,痴呆などを引き起こす場合もあります。
・言語障害、感覚障害
うまく自分の思ったことをしゃべれない、相手のしゃべってることが理解できない
字が読めなくなる、字がかけない、
その他の後遺症
そのほかにも脳梗塞の後遺症では、妄想や気分、感情の異常,などの精神症状,尿失禁といった障害があらわれます。
さらに情緒障害といった後遺症もあります。みずから進んで何かをしようとしない,新聞を読まなくなった,洋服もどれでもよくなり身だしなみに無頓着になった,など自発性の低下があります。
他にも、笑わなくなった、泣きやすくなった、直ぐに興奮状態になるなどを引き起こすこともあります。
このように,脳梗塞の後遺症はわたしたちの健康と日々の生活に重大な影響を与えるものがおおいのです。
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