突発性難聴の原因や症状、治療

突発性難聴とは

何のきっかけもなしに、突然、聞こえが悪くなる病気が突発性難聴で、ふつう、片側におこります。起床時に気づくことが多く、難聴、耳閉感(耳のつまった感じ)、耳鳴りが主症状ですが、約3分の1はめまいをともない、悪心・嘔吐がおこる場合もあります。 

 

突発性難聴は四〇〜五〇歳代での発症が多いのですが、若い人の発症もあります。

 

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突発性難聴の原因

内耳が障害され、内耳循環障害、内耳血管れん縮、ウイルス感染などが突発性難聴の原因として推定されていますが、確かなことはまだ不明です。

突発性難聴の検査

純音聴力検査を行なうと、軽度から聾までのいろいろな程度の難聴がみられます。 精密検査では、内耳が障害されたパターンを示し、めまいをともなう場合は、眼振(異常な眼球運動)がみられることがあります。

突発性難聴の治療

突発性難聴に確立された治療法はまだなく、副腎皮質ホルモン剤、循環改善剤、代謝賦活剤、ビタミン剤を使用し、安静を保ちます。

 

星状神経節ブロック、高圧酸素療法、ウログラフィンの使用も行なわれることがあります。 突発性難聴の発症後受診が早い場合、比較的年齢が若い場合、難聴の程度が軽い場合、いくつかの型の聴力像を示す場合、めまいをともなわない場合などは、治りやすい傾向にあります。

 

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突発性難聴の日常生活での注意

突発性難聴は約四分の一は治りますが、残りの四分の三は約一か月で症状が固定し、難聴、耳鳴りなどの後遺症が残ります。気長に、症状に応じた治療を続け、健康なほうの耳を大事にしましょう。