航空性中耳炎とは
飛行機が上昇しているときには、気圧よりも中耳の内圧のほうが高いので、鼓膜は、外耳道のほうへ張り出します。反対に、飛行機が下降するときは、中耳の内圧が低くなるので、鼓膜が中耳のほうに引き込まれます。
そのため、耳がつまった感じになり、さらには、耳痛、難聴がおこってくることがあります。 鼓膜は、強く引っ張られるために発赤し、ときには内出血をおこすこともあります。
これを航空性中耳炎といい、かぜをひいていると、おこりやすいものです。また、中耳の内圧を調節している耳骨の機能の悪い人は、飛行機に乗るたびにおこります。
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航空性中耳炎の治療
航空性中耳炎は背骨の機能が改善すれば自然に泊りますが、内出血がおこったような場合は、一〜二週間、耳のつまった感じがとれません。
さらにひどい場合は、内耳との境の窓がボンという音とともに裂け(内耳窓破裂)、高度の感音難聴になることもあります。
アクアラングなどにより深く潜水した場合にも、同様に気圧変化により潜水性中耳炎がおこることがあります。 航空性中耳炎でいつまでも耳の異常が続くときは、耳鼻咽喉科医の診察を受けましょう。
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