眼底出血とは
眼底出血の程度、状態はさまざまで眼底のどこかの部位が出血した状態を、眼底出血といいます。
ひとくちに眼底出血といっても、その程度や状態はさまざまで、出血の量や場所、原因疾患によって、ようすをみてよいものから緊急手術が必要なものまであります。
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眼底出血をおこす病気
眼底出血をもたらす病気はたくさんあります。したがって、その原因となる病気によって治療法も異なります。
原因となる病気には、糖尿病網膜症、高血圧性眼底、網膜中心静脈閉塞症などがあげられます。
眼底出血の原因疾患１
加齢性黄斑変性症や目の外傷が眼底出血の原因になることもあります。
眼底出血の原因疾患2
裂孔原性硝子体出血は、高齢者にみられる後部硝子体剥離にともなって網膜血管が切れて出血するもので、眼底出血をもたらします。
網膜剥離をおこすことがあるため、しばしば緊急手術が必要となります。
眼底出血の原因疾患3
網膜細動脈瘤もよくみられる原因疾患です。これは高齢者の網膜動脈に瘤ができるもので、瘤が破れると眼底出血が生じます。レーザー光凝固療法で対応することがあります。
眼底出血の原因疾患4
コーツ病は、若年男子、あるいは子どもにおこる片眠性（どちらか片方の目におこる）の病気で、先天性の異常細腰血管部位から出血したり、網膜剥離をおこしたりします。
レーシックや冷凍凝固療法などで治療されます。
眼底出血の原因疾患5
全身性エリテマトーデス、べーチェット病、サルコイドーシスなどの症状の1つとしておこるぶどう膜炎も網膜血管炎をおこし、眼底出血をもたらすことがあります。これらの治療には炎症をしずめる薬が使用されます。
眼底出血の原因疾患6
イールズ病は、つまった網膜血管がもとで出血をくり返す病気です。これも眼底出血の原因になります。レーザー光凝固療法や手術で治療されます。
これらのほかにも、血液疾患などさまざまな原因によって眼底出血がおこることがあります。
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