急性咽頭炎、急性喉頭炎
のどが痛み、かわいてヒリヒリし、いわゆる「のどにきたかぜ」というのが急性咽頭炎です。咽頭だけの炎症ですむこともありますが、喉頭もいっしょにおかされることが多いのです。
ウイルスの感染が引き金となって細菌の感染が起こり、発病することが多いのですが、刺激性のガスを吸ったり、鼻炎にひき続いて起こることもあります。
またインフルエンザ、猩紅熱、はしか、百日ぜき、肺炎などの初期症状としてあらわれることもあります。
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急性咽頭炎の症状
急性咽頭炎の症状としては、軽い悪寒があり、からだがだるく、37〜38度の熱が出ます。のどの乾燥感、のどを見ると奥の壁や扁桃の周囲が赤くなっています。
のどっ奥の壁にぶつぶつとリンパ節がはれることもしばしばです。痛みは耳にひびくことがあります。そしてまもなく、たんがふえてきます。
たんは多くは粘液性ですが、ほうっておくと黄色みをおびるようになります。炎症が喉頭にひろがると、せきがふえ、声がかれてきます。
この場合、せきは発作性に激しく起こります。 急性喉頭炎の特別なものとして、主として五歳以下の幼児にみられるグループがあります。
これは声門より下の粘膜に強い炎症があり、このためこの部分にむくみやはれがくるのです。呼吸困難や犬の遠吠えのような特有のせきが急速にあらわれます。
この発作のときは、たいへん苦しみます。ときに窒息の危険もありますので、できるだけ早く専門医の診察を受けてください。
急性咽頭炎の治療
急性咽頭炎になったら、安静にし、からだの保温に注意します。そして1〜2％のホウ酸水か重曹水でうがいをします。そして口内錠や抗生物質を服用します。
栄養に気をつけ、刺激物は避けるようにしなければなりません。せきが多くなったり、声が加れてきたら、のどの吸入をします。同時に声帯の安静を保つため、なるべく声を出さないようにします。
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