梅毒の症状や原因、治療や検査方法

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梅毒とは?

梅毒という性病は細菌の感染によっておこります。細菌は膣や口や膣の粘膜などを通して体の中に進入します。

 

数時間のうちにリンパ節に達して血の流れに乗って一気に体全体に広がっていきます。妊娠中に梅毒を感染すると赤ちゃんにも感染してしまい、様々な悪影響を及ぼす危険性がある恐ろしい性病です。

 

梅毒は第1期と第2期が非常に感染しやすい時期で、感染者との1回の性交渉で約3分の1の確立で梅毒に感染するといわれています。

 

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梅毒の症状

 

梅毒の症状は、4期に別れます。

 

 

・第1期

梅毒に感染してから約20日ほどで、体にしこりや潰瘍がでてきます。

しこりや潰瘍は体の様々な部分(口、性器、手、肛門など)にあらわれ、痛みはありません。にきびよりも平べったいものです。

 

しこりなどができてからさらに20日ほどたつと、症状が消えます。ここで治ったと安心してしまう人がいるのですが、実は体内の病原菌はまだ生きています。

 

 

・第2期

梅毒の感染から3ヵ月位で、体中に赤い発疹がでてきます。これをバラ疹といわれています。

 

症状としてはアトピーやあせもなどに似ています。次に、治まっていたおもった第一期のようなしこりのような症状がまた現れることもあります。

 

さらに発熱、倦怠感、疲労感などの症状が出てきます。人によってはこのときに、髪の毛が抜け落ち、リンパ腺が腫れていきます。

 

第2期も、放っておくと数週間で症状がおさまる場合があります。しかしこのときも当然、梅毒の病原菌がいなくなったわけではありません。病状は悪化していきます。

 

・第3期

第3期は感染してから3年くらいの時期です。このころになると顔の周りや骨、筋肉などに、大きなこぶの様なできものが現れます。

 

これはゴム腫と呼ばれていて顔や体が変形していきます。

 

・第4期

梅毒の病原体は神経を侵していきます。全身麻痺、錯乱状態、歩行困難、眼が見えなくなる、言語障害などの恐ろしい症状を引き起こします。

梅毒の検査

梅毒は血液検査でわかります。

 

しかし、血液検査の場合は、感染から一ヶ月以上しないとわかりません。さらに梅毒は、第1期と第2期の間の、症状が一旦治まる時期に検査しても、陰性の反応が出る場合もあります。

 

もし危ないと思ったら、1ヶ月おきに3回ぐらい検診にいく必要があるでしょう。

 

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梅毒の治療

検査をした結果、もし陽性反応がでたら、ペニシリンを主とした抗生剤によって治療をします。

基本的には内服による治療ですが、病院によっては注射によって行うこともあります。

 

人や症状にもよりますが、初期であれば一ヶ月から二ヶ月で治療はすみます。感染後三年ほどたって第三期に突入している場合は三ヶ月ぐらいの治療期間が必要になります。

 

ただし、完全に治癒したかどうかを確認するには長い時間がかかります。症状が治まっても半年なり一年なりの定期検診が必要になることもあります。