口唇炎の症状や治療

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口唇炎とは

口内炎とは別に舌に特徴的な症状を示す病気があります。それが口唇炎です。アレルギーによると考えられている肉芽腫性口唇炎、接触性口唇炎、剥離性口唇炎、血管神経性浮腫などです。

 

原因を調べてそれに対する治療をします。また、口角部(上下のくちぴるのあわさったところ)には、かみ合わせの異常、傷、カンジダ、ビタミン欠乏などによって口角炎(口角びらん)がよく出ます。入れ歯のかみ合わせの調整、消毒薬の入ったうがい薬の使用、ビタミンB2の内服などをおこないます。

口唇炎の原因、治療

口唇炎の原因はさまざまですが、ほとんどはアトピー性の口唇炎または接触性口唇炎です。それ以外はあまりみられません。

 

新生児や乳児の場合、離乳食が入ったよだれによる刺激が原因になったり、幼児、学童の場合は唇を繰り返しなめたりすることで口唇炎の症状が起こります。

 

また、体調が悪く抵抗力の低下した時に、体内に潜むヘルペスウイルスが増殖して水疱(すいほう)を伴った口角炎を起こすことがあります。

 

荒れた口唇に細菌感染を起こすこともあります。

治療法は病名ならびに原因によってちがいますが、原則的には、ステロイドは使用しません。

口唇炎の症状

最も多いと思われるのはアトピー性皮膚炎の口唇の病変です。口唇の乾燥、亀裂、皮めくれが主な症状で、口唇周囲の皮膚もカサカサすることが多く、口唇およびその周囲に色素沈着をみることが多いといった症状があります。

 

他の部位に湿疹がなく口唇のみのアトピーもります。かゆみはあまりありません。口角部では乾燥がひどくなると、口角炎の状態になります。

 

アトピー性皮膚炎の場合は特に冬期に口唇が乾燥しすぎない様に、なめない、拭きすぎない、室内を乾燥しすぎない様にすることも大切です。